4月になりました。桜が咲き、草花が豊かに彩りを添えると、春が来たと改めて思い、何かしら新しい息吹を感じます。
春は新年度のスタートで、保育所・幼児園・学校・職場・地域社会等でも新しい出会いがあるかと思います。初対面の方と会うことは緊張するかも知れませんが、何かのご縁があって出会った方に「おはようございます」「こんにちは」と気持ちよくあいさつをして、もし困っておられる様子でしたら「どうされましたか?」「大丈夫ですか?」と声をかけてみてはいかがでしょうか。こちらから心を開けば、きっと何か心があたたまるつながりができるかもしれません。
そして、回を重ねると「知らなかったその人」のことが「身近な人」になっていくかもしれません。当たり前のことですが、そもそも人はみんな自分とは違います。その方の個性、生まれ育った環境、それぞれがもつ事情、考え方、言葉遣い、服装…「一人ひとりがそれぞれちがう」ということは当然です。お互いを認め合い、それぞれが大切な存在であることに気付き、ちがいを豊かさにとらえて、関わっていきたいものです。
「人を見かけで判断しないように」と言われるように、先入観や偏見をもたず、新しい出会いの中でもありのままの「その人」を受け止めていければ、人はもっと豊につながり、「差別」の無い社会に向かっていくと思います。
「あなたはあなたでいい」「わたしもわたしでいい」誰もが人権を認められる世の中になるように、新しい出会いの中で、春のやわらかな日差しのようにあたたかくつながっていければお互いに幸せだと思います。心豊かに良い出会いができたらいいですね。
そして、毎月11日は「人権を確かめ合う日」です。11には1と1で「人は・等しい」という意味をもたせています。どの人の人権も尊重され、一人ひとりが大切な存在であることを確かめ合いましょう。
問合せ:教育総務課(文化ホール内)
【電話】0745-44-2210
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